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●第2の手法
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杭の水平抵抗力とグラウンドアンカーの水平抵抗力とを構造バランスに応じてそれぞれに負担させます。具体的にはアンカーの導入緊張力を次の手順により決定します。 |
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@ |
アンカーを構造部材として含むとともに、このアンカーを無応力とした構造モデルにおいて、地震時荷重を載荷し、アンカーに作用する引張力を求めます。 |
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A |
@の構造モデルにおいて、常時荷重を載荷し@で求めた作用引張力を緊張力としてアンカーに導入し、この荷重条件の下で、杭に作用する実押込み力を求めます。 |
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B |
Aの実押込み力が杭軸方向の許容押込み支持力を超える場合は許容押込み支持力以下とし得る最大引張力をアンカーの導入緊張力とします。 |
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このような構造解析を経て杭とアンカーとの水平抵抗力の分担に応じた引張力をアンカーに導入することにより、合理的かつ効果的にアンカーの水平抵抗負担を軽減することができます。この場合には、構造物の水平変位や回転変位はあるていど許容することになりますが、本来、構造物には地震時の許容水平変位および許容回転変位量が設定されておりますから、これらの制限値を超えなければ何ら問題はありません。 |
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一方でアンカーの設置によって、地震時に付加される杭の押込み力を軽減できるとともに、アンカーの水平抵抗負担が基礎杭の構造的規模(杭径・本数)を軽減し、きわめて経済的になります。 |

●第3の手法
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アンカーの導入緊張力を実質的にゼロまたは僅かとする方法があります。これは、基本的にアンカーに緊張力を導入しないで、構造物に水平変位が生じたならば、その水平変位に相当する分の引張力を自然にアンカーに発生させ、この引張抵抗によって構造物の水平変位や回転変位を抑制します。 |
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常時においてはアンカーの負担分がゼロまたは僅少ですが、地震時水平力を受け橋脚の基礎が変位しますと、その弾性伸びに相当する引張力がアンカーに生じ、杭と共同して地震時水平力に抵抗します。この場合の利点は、補強によって付加的な押込み力が発生しないということです。このように杭の許容押込み力に対して余裕がない場合は特に有効な方法となります。 |
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